浦安市立図書館


画像:大人の恐竜図鑑

『大人の恐竜図鑑』

北村雄一/著 筑摩書房 2018年

サイエンスライター兼イラストレーターである著者が、三畳紀・ジュラ紀・白亜紀の各時代に生息した40種以上の恐竜を最新の科学に基づき解説した図鑑。化石が発見された地域や体の特徴が簡潔に解説されている一方、イラストは白黒ではあるものの、迫力のあるアングルと当時の生態を感じさせるフォルム、どことなくユーモラスにも見えるタッチが古代生物なのに親しみを感じさせます。

画像:ぼくは恐竜探検家

『ぼくは恐竜探検家!』

小林快次/著 講談社 2018年

北海道大学総合博物館准教授で気鋭の恐竜学者・小林快次氏のヤングアダルトを対象とした自伝。中学生時代の初めての化石発掘体験、2度目のアメリカ留学で見えた古生物学への情熱と学術研究の難しさなど、これから大人になる子どもたちへの熱いメッセージが込められています。化石を採集する手順や道具、恐竜学者になるためにやっておくべきことなども語られ、恐竜好きの子どもに薦めたい1冊です。

画像:恐竜まみれ

『恐竜まみれ』

小林快次/著 新潮社 2019年

恐竜学者の著者が、モンゴルのゴビ砂漠やカナダの恐竜州立公園など世界各地の発掘現場で起こったスリリングな体験をまとめた発掘記です。巨大グリズリーと遭遇したり、貴重な化石を発見した束の間、突然の豪雨で濁流に流されるピンチに遭遇したりと、もはや学者ではなく「探検家」と呼べるほどの経験を、新たな発見を交えて語っています。体を張って発掘に向かい合う小林氏には脱帽です。

画像:恐竜の魅せ方

『恐竜の魅せ方―展示の舞台裏を知ればもっと楽しい』

真鍋真/著 CCCメディアハウス  2019年

国立科学博物館で開催された「恐竜博2019」。これに関わった恐竜復元骨格の専門家、イラストレーター、恐竜フィギュアの造形師、広告代理店や新聞社の社員、展示室を設計する空間デザイナー各々の仕事に迫ります。展覧会の開催は、学芸員や科学者だけではなく、様々な職業の人たちに支えられて実現していると知ることが出来ます。また、常設展の工夫や研究の進展が展示にどう影響するのかなども解説され、恐竜博の舞台裏を多角的に知ることが出来ます。

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