浦安市立図書館

画像:「恐竜博士」だった、あなたへ 〜恐竜研究は今日も続く〜

小学生のころ恐竜に夢中だった、あなたへ質問です。
そもそも「恐竜」って、何でしょう?

近年の定義では、恐竜とは「トリケラトプスと鳥類の最も近い祖先から生まれたすべて」 とのことです。
鳥類?と思った方は、私と同じ昭和時代の恐竜博士かもしれません。
私が知っているティラノサウルスは、ゴジラ(昭和の東宝シリーズです)のような風貌から尻尾が上がり、実は走るのが早かった、と言われた時期のものでした。
ところが先日、テレビの恐竜番組で久しぶりに見たティラノサウルスは、なにやら鮮やかな色のふさふさしたものを身にまとい、高速で走り、口の中で子守りをしていました。そして、ティラノサウルスだけでなく、多くの小型恐竜たちもさまざまな色の羽毛状の体表をしていました。
昭和、平成、令和と時代は進み、幼いころの情熱を持ち続けた少年少女たちが大人になり、今では我が国でも多くの研究者たちが活躍しています。
日本では、1978年に岩手県で初めて恐竜化石が見つかってから、これまでに1道18県で恐竜化石が発見されています。今年4月には「兵庫県で約7200万年前(白亜紀後期)の地層から見つかった新種に、学名“ヤマトザウルス・イザナギイ”と命名」と発表されました。
恐竜研究は日々続けられ、私たちの知らない新しい発見がまだまだありそうです。
恐竜の骨格標本を見ると、今でも少しわくわくしてしまう昔「恐竜博士」だったあなた、久しぶりに恐竜の本を手に取って見ませんか? 
子どものころの情熱をまた思い出せるかもしれません。


元「恐竜博士」の司書より

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