浦安市立図書館

本だって商品―心をつかむには

 みなさんが手に取る図書館の本は、かつて「商品」として販売されていました。装丁などの「デザイン」、タイトルや広告などの「コピー」、本を売るための「マーケティング」と「セールス・プロモーション」。本が本になり、消費者の心をつかみ、その手に届くまでの仕組みを見てみましょう。  
画像:装丁の仕事174人

装丁の仕事174人

日本図書設計家協会/編 玄光社 2010

 日本図書設計家協会の会員の作品を、装丁家の氏名順に紹介。1ページの中に、一人の装丁家が手掛けた自信作が並ぶ。小説、絵本、新書など、内容も形態もさまざまな本に合わせ、同じ装丁家でも装丁の手法はさまざまに変化する。でありながら、俯瞰するとそれぞれの個性が感じ取れるのがおもしろい。巻頭特集「カヴァーノチカラ」では、『注文の多い料理店』『砂の器』などの名作が、異なる装丁で集められており、こちらも興味深い。

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