日の出在住 70代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
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日の出在住 70代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000095
説明・要約
 ●大きな揺れだったが被害はほぼなし
自宅の自室で、書類作業をしている時でした。ドッと大きな揺れを最初に感じ、そのあと ゆっくりとした横揺れを長い時間感じました。最初ドッと来たので「危ないな」と思いま したが、すぐゆったりとした揺れに変わったので、比較的気持ちは落ち着いていました。 揺れている間は動けませんでしたよね。部屋に積んであった本が崩れましたが、棚などは大丈夫でした。
揺れが収まり、リビングへ行っても、作り付けの家具だったおかげで食器棚などの被害も ありませんでした。それに私の家は造りの新しいマンションで、しかも中央の玄関横の2階の部屋なので、非常に安定した場所なんです。そういった理由で被害が小さかったのか もしれません。
●道路の黒い水を見たとき、液状化だと気づいた
揺れが少し収まったところで、念のため窓を開けました。もしもの時はベランダから逃げ るのがいいと思ったからです。窓を開け外をキョロキョロ見渡してみたんです。するとう ちの前の道路の 2、3 ヶ所から黒い水がバーッと噴き出していたんです。最初は 1m ぐらいボコボコ噴き上がっていて、しばらくすると 30〜40cm ぐらいになりました。透明な水じゃありませんでしたから、水道管の破裂なんかじゃなく液状化だとすぐに分かりました。
●近所の学校の校庭がプールのように
うちの道路の向かいには日の出中学校があります。そちらの方を見ると、校庭がユラユラ と揺れて見えたんです。よく見てみると、液状化で水が溢れ、校庭一面がまるでプールの ようになっていたんです。これには驚きましたね。後から聞いた話ですが、中学校の隣の小学校でも同じような状況だったらしいです。