君津市在住 70代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
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君津市在住 70代男性 震災体験談(震災当日の出来事)
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インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000041
説明・要約
 ●●自宅が倒壊することも考えたあの瞬間 地震が起きたときは女房と自宅にいました。昭和 55 年に建てた家だったので、崩れてしま うのではないかと観念しましたね。ところが家の中の物がちょっと落ちたくらいだったも んでね。とりあえず玄関を開けて女房に「おい、外に出るぞ」と声をかけたら、女房は腰を抜かしかけていて。
前に聞いたことがあったんですが、うちの土地は元々竹やぶでね。その話を思い出して「ああ大丈夫だ」と思いました。揺れが収まってからは火の元をチェックして、テレビの報道を見ていました。君津は水や電気、ガスが止まるっていうことはなかったですね
●娘の住む浦安はライフラインが停止 その時は正直、浦安に被害が出ているとは思いませんでしたから、浦安に住んでいる娘のことは気にもしていなかったんです。間もなくして娘からの電話を女房がとって、「お父さん、○○子(娘)の家が大変なようだから会いに行こう」って言うんですよ。でもね、余震が続いていたから車で行くのも危ないし、すぐには行けませんでした。
娘は今川の一戸建てに住んでいましてね、液状化で玄関のところが崩れて、家のまわりも 水が出ていて。孫娘が高洲小学校に通っていたんですが、娘は長靴で孫を迎えに行ったそうです。2年生だからいつもは帰りが早いんですが、たまたまその日は行事の打ち合わせ か何かでその時間も学校に残っていて、そのまま学校に待機していたんです。あれが下校途中だったらと思うとゾッとしますよ。孫を連れて帰ってきたら、その頃にはもう水が止まって、電気もガスも消えていたようです。トイレも使えなくなっちゃうしね。