東野在住 60代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
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東野在住 60代女性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000054
説明・要約
【震災発生翌日〜現在】
●翌朝、息子が来てくれた 翌日は朝から妙典の息子が来てくれて、ショベルで砂かきなどを手伝ってくれました。袋 に砂をつめては、目の前の公園に積んでいって。うちは建物だけじゃなくて庭も傾きまし た。庭で砂かきの作業をしているとき、うっかりするとよろけてしまうくらいです。
お水は当日から出ませんでした。当日か翌日に 3 軒先でガス臭いという騒ぎになって、す ぐにガス会社さんを呼んで調べてもらったら、やっぱりガスが漏れていたようで,ガスも止 まりました。ガス会社の方と立ち話をしたら、その方は震災の日から家に帰れていないっ て。大変だなぁと思いましたよ。2 日後の日曜日には息子の家でお風呂を借りて、その後何 日かで水とガスが復旧しました
●米がなくて困った。怖かった計画停電 ひとり暮らしだから、しばらくは備蓄していたお水でなんとかしのげました。息子がカップ麺を持ってきてくれたりもしたんですが、ちょうどお米がなくなってしまって。コンビニにも売ってなくて不便でした。
水曜日には職場に行きましたが、通常業務はありません。計画停電もあったし仕事になら なかったですね。計画停電になると街中が真っ暗になってね。心細かったですよね
●傾いた家を修繕 隣の家の向こうは電柱が 50cm くらいんで、その先の交差点では、道路の真ん中にあるマ ンホールが盛り上がったようです。息子からは車で通らないほうがいいよって言われました。
家を検査してもらうと全体で 18cm 傾いていたんです。でも私は鈍感だし、お金もかかるし 直さなくていいかなって。でもお隣も修理したし、今年中じゃないと補助金がおりないっ て言われたものですから、修理することにしました。
家の下に穴を掘って、ジャッキを設置して 1 ヶ月くらいかかりました。2、3 人くらいで手 作業で穴を掘るんですよ。でも、こんな工事ってその場しのぎだろうと思いますけどね。 家は火災保険しか加入していなかったもので、県と市からの補助金のほかに保険金も少し 出て、300 万円くらい実費で修理しました。