入船在住 10代男性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
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入船在住 10代男性 震災体験談(震災発生翌日〜現在)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
ファイルサイズ 104KB
コンテンツ番号 UT00000062
説明・要約
【震災当日】
●給水所へ行く途中で液状化を目撃した 翌朝早くに父が帰ってきました。父はその足で帰って来なかった妹を迎えに行っていたので、僕が起きたときにはいませんでした。 自宅の水が止まっていたので、僕は近くの給水所に行きました。道路に液状化の跡がありましたが、それほど歩くのが困難な状況ではなかったんです。親が言うには、震災直後から近所の方々が泥かきをしてくれていたようです。給水から戻ると妹が爆睡していました。 校外学習でこの辺りが埋立地であること、だから液状化になりやすいということは勉強していましたが、あの震災後の街の様子を見て「これが液状化なんだ」とは、すぐにわかりませんでしたね。その後テレビで浦安の被害状況が報道されているのを見て、高洲の方とか僕があまり行くことのない地域の液状化の本当のすごさと大変さを知りました。
●双子の妹は市川へ避難 震災から3日くらいは父が家にいてくれましたが、仕事が再開し、母は市の職員だったので毎日朝から晩まで仕事で不在でした。妹は震災翌日から市川の親戚宅に避難したので、数日間日中を一人で過ごしました。 家は水とガスが出ず、電気は大丈夫でした。一番困ったのは水でしたね。給水所にも何回か行きましたし、市川の親戚がペットボトルを届けてくれたり。洗濯もできないから、帰りは汚れた衣類を持ってかえってもらい、洗濯したらまた届けてもらってみたいな。
●その後、広島のおばあちゃんの家に避難 日中は両親が仕事でいなくて、余震と放射能の心配があったので、3月下旬頃から妹とふたりで広島に一時避難しました。4月上旬に戻ったときにはライフラインは復旧していて、その後学校も再開しました。