海楽在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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海楽在住 50代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
ファイルサイズ 136KB
コンテンツ番号 UT00000069
説明・要約
●何が起こったのか理解できぬまま帰宅:地震に見舞われたのは、浦安駅前で買い物をして帰る途中でした。自転車を降りて周囲を見ると、電線が宙でグワングワン揺れているのが目に入ってきました。しばらくはその場に立ち止まり、周囲にいる人たちと声を掛け合っていたのですが、揺れが少し収まったので、家に戻ることにしました。駅前はそれほどでもなかったのですが、家に帰る途中、崩れ落ちている石壁や道路から噴き出している泥水を見て、不思議に思ったのを覚えています。一体何が起こったのだろう……といった感覚でした。
●家にも大きなダメージがないことを確認:その時点ではまだ、それほど被害が酷いということは実感していませんでした。家の中も特に何かが落ちてきたとか、壊れたということはなく、水や電気、ガスも通常通りに使えました。地震発生当時、家には中3と高3の子供がいたのですが、ひとりでなく、ふたりだったのが幸いだったのでしょう。しばらくして下の子は部活に行くと言って出掛けて行ったのですが、案の定、中止ということですぐに戻ってきました。
●ニュースで災害の大きさを実感:これが大きな地震であったことを知ったのは、テレビのニュース報道を見たときです。東北で大きな津波があったことを知り、親戚の安否が気遣われました。夫の実家が福島で、私の実家が青森なのですが、電話をしても誰にもつながらず、ずっと心配でした。深夜過ぎに夫が帰宅し、親戚が皆無事だということを聞きました。会社から電話したところ、運よく通じて安否が確認できたのだそうです。その報告を聞いて、やっとひと安心しました。