日の出在住 40代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
浦安市における東日本大震災の記録コンテンツのご利用について(利用規約)
日の出在住 40代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000085
説明・要約
●液状化地域ではゆらゆらとした揺れだった:自宅のパソコンで家計簿をつけているときにグラグラと揺れ出しました。はじめは小ぶりの揺れだったのが次第に大きく。液状化するような地盤のところなので、大きくゆったり揺れるという感じで、物が落ちるとか倒れるとかはありませんでした。
●家の前は液状化。小学校の校庭には亀裂が入っていた:実は昔、実家の大阪で阪神・淡路大震災も経験しているんです。大きな地震は今回が2度目だったのでそれほどパニックにもならず、日の出小学校にいる息子を迎えに行きました。家の外はもう液状化が始まっていたので長靴をはいて出かけると、学校の周辺のほうはもっとひどかったですね。泥でいっぱいになった道路でどこに穴が空いているかも分からない状態ですから、道の端っこをゆっくりと歩いて。小学校は校庭に亀裂が入っていて大変な状態でした。だから帰りは息子をおんぶして帰りました。
●夫とはパソコンメールでやりとり:携帯はダウンしていましたから、自宅のパソコンと主人の職場のパソコンで連絡を取り合っていました。でもそのうち急に主人からの返信が途切れてしまい、ものすごく焦りました。職場の近くには高層ビルも多いので何かあったんじゃないかって。小4の息子は学校の避難訓練で習った緊急時の行動を思い出したのか、リュックにDSとかお菓子を詰めて、いつでも家から逃げられるように準備をしていました。余震も多かったので、その日はずっと家でテレビを見ていました。ガスはすぐに止まり、水道も夕方には止まっていましたね。震災直後は手を洗っていたりしたので。だから防災用に備蓄していた水でごはんを作りました。ダイニングテーブルの下に布団を敷いて息子とふたりで寝ていたら、夜中の2時くらいに主人が帰ってきました。思わず泣いちゃいましたね。当日メールを送ってくれていましたが、受信するのに時間がかかっていたようです。翌日に携帯メールがたくさん届いた中に、主人から「今から帰る」というメールが入っていました。