弁天在住 40代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
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弁天在住 40代女性 震災体験談(震災当日の出来事)
PDF版
インタビューを書き起こした記録です。
コンテンツ番号 UT00000055
説明・要約
●道路に亀裂が!自宅にいる息子が心配!:舞浜で仕事が終わり、短縮授業で自宅にいた小3の息子に電話したんです。それが2時35分くらいだったでしょうか。お友だちの家に遊びに行くというので「今から帰るからね」と言って電話を切り、自転車で自宅に向かいました。鉄鋼団地を過ぎて見明川中学校の手前あたりで自転車が揺れだして。最初は地震とは気づかずに「ああ、私疲れてるのかな」って。でも次第に揺れがひどくなって自転車を降りたら、なんだか街が一瞬止まったような気味の悪い感覚を覚えたんです。落ち着いてあたりを見回すと、道に亀裂が入って。自動車も歩行者もみんな止まって、道路のあちこちにどんどん亀裂が入っていって。自宅にひとりでいる息子が心配で電話したら、もう携帯はつながりませんでした。自転車にまたがって走っていると見明川中で「余震がくるからここで待機したほうがいいですよ」と声を掛けられました。それよりも息子が心配でそのまま全速力で自宅に向かいました。
●3人の子どもを無事に保護した:自宅が見えてきたら息子が外にいたんです。とりあえずケガもなかったので安心し、部屋に入りました。家の中は無事で、息子と避難所に向かうために外に出ると、また大きな余震が。揺れが収まるのを待って、道路の亀裂や傾いた電柱、切れた電線、液状化の水を避けながら、真ん中の娘がいる見明川小学校に向かいました。体育館に避難していた娘は恐怖で泣いていて。一番上の娘が見明川中学にいたので、3人でそちらへ。ようやく子どもたちを保護できました。
●直後、コンビニは大勢の客で混雑していた:子どもたちをお迎えに行く間、誰かから「水が出ないよ」って教えてもらったんです。それで学校近くのコンビニに駆け込んだら、ものすごい人で溢れ返っていて。とりあえず手当り次第に水などを買い、子どもたちを連れてようやく帰宅したのが5時くらいでしたね。その日はコンビニで買った物を食べて4人でしのぎました。品川で働いている主人とは携帯メールで無事を確認し合っていて、その日主人は会社に泊まることにしました。