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最新音楽業界の動向とカラクリがよくわかる本
業界人、就職、転職に役立つ情報満載

山口哲一/著 秀和システム 2022年

 音楽市場の現状と展望、世界の潮流に大きく乗り遅れた日本の音楽業界の課題を解説する。また日本の音楽界を改革し、拡張するパイオニアとして、音楽ビジネスを時代に合わせてアップデートしている起業家、音楽家、プロデューサーなど16人へのインタビューも掲載。チケット高額転売問題、著作権管理、違法アプリ対策など課題は多いが、IT化が遅れたがゆえに大きく変われる可能性も秘めていると、著者は期待する。

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ヒットソングを創った男たち
歌謡曲黄金時代の仕掛人

濱口英樹/著 シンコーミュージック・エンタテイメント
2018年

 坂本九や奥村チヨらをプロデュースした草野浩二、南沙織や山口百恵などを世に出した酒井政利など、昭和を彩った歌謡曲のプロデューサー14人へのインタビュー集。楽曲が作詞、作曲、編曲、スタジオ演奏などをその道のプロたちによる分業で作られていた時代に、ヒット曲を生み出していった彼らの手腕と熱い想いが伝わってくる。各自のプロデュース曲リストも掲載され、その業績は目を見張るものがある。

画像:音楽が未来を連れてくる

音楽が未来を連れてくる
時代を創った音楽ビジネス百年の革新者たち

榎本幹朗/著 DU BOOKS 2021年

 この100年間の音楽ビジネスの様々なシーンを記した大著。エジソンが発明したレコードはラジオの登場で大幅に売り上げを下げるも、音質の向上やダンス音楽ブームに比例して復活を果たした。反対多数の中でCDという規格を新たに売り出し、ライト層の取り込みに貢献したSONY社長の大賀典雄や、iPhoneの開発により音楽をより身近にし、サブスク景気の到来をもたらしたスティーブ・ジョブズなど、偉大な先人たちの姿が未来の音楽産業へのヒントを与えてくれる。

画像:ヒットソングを創った男たち

音楽でメシが食えるか?
富澤一誠の根源的「音楽マーケティング論」

富澤一誠/著 辻堂真理/著 言視舎 2020年

 ノンフィクションライターの辻堂真理が、Jポップ専門の音楽評論家・富澤一誠にインタビューしてまとめたもの。国民的ヒット曲が出ない、CDが売れない、そんな音楽業界の危機の本質を、過去30年間のポピュラー音楽の歴史を総括して分析する。本物のプロデューサーが不足していると指摘する富澤が、世代間を超えて口ずさまれる楽曲を生み出すために、音楽業界を目指す人々へ向けてピンチをチャンスに変える方策を提案して行く。

画像:紅白歌合戦と日本人

紅白歌合戦と日本人

太田省一/著 筑摩書房 2013年

 1951年に始まった紅白歌合戦は、高度成長期を迎えた1960年代に視聴率80%を超え、国民的番組へと成長した。日本人がこれほど長く「紅白」を見続けてきたのは、〈安住の地(ホーム)〉を見出してきたからだ、と著者は説く。日本の世相や世界情勢とも絡み合い「紅白」は姿を変えてきた。番組に出場した歴代の歌手たちを振り返りながら「紅白」の歴史を再発見する旅は、戦後の社会や文化、そして日本人の心の変遷を見る旅でもある。

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