浦安市立図書館

家庭料理 伝えたい味 伝わる心

  毎日の食事のレシピ本や料理書は図書館でも多くの人に利用されています。昨年は、『体脂肪計タニタの社員食堂』(大和書房)がベストセラーになり、数年前から見られた自宅で食事をとる内食化の傾向が進みました。
  親から子へ、台所の中で伝えられてきた家庭の味は、母親に代わって料理書から教えられてきたものも少なくありません。オムレツ、カレーライス、ハンバーグ――今では当たり前になった料理が特別なご馳走だった時代に、料理を伝えるうえで、新聞や雑誌が大きな役割を果たしていました。
  食は生きるために必要な力となり、からだと心を作る基になるという視点から、今回、家庭料理の展示を企画しました。「家庭料理 伝えたい味 伝わる心」と題し、「母が伝える家庭料理」では、家庭が伝えてきた料理について、「新聞・雑誌がお手本だった」では、豊かな生活のお手本とされた新聞・雑誌の料理記事について、「プロの味を家庭へ」では、料理人が家庭に伝えたかったもの・後世に残したかったものについて取り上げ、主に家庭料理に関連した様々な資料を紹介します。

特集
Copyright (C) 2007 浦安市立中央図書館