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暮らす

画像:タワー 内藤多仲と三塔物語

タワー 内藤多仲と三塔物語

橋爪紳也、田中彌壽雄、内藤多四郎/著 INAX出版 2006年

テレビ時代を象徴する電波塔は、時とともに変化する街の景色の中でも変わらず、現在も人々を魅了し続けている。タワーの組み立て工事の様子、オープン当時のお土産、訪れる人々など、懐かしい雰囲気が漂う写真が多数収録されている。また、東京・名古屋・大阪のタワーの構造設計を行った内藤多仲(たちゅう)の業績も紹介されている。タワーへの愛着が増すビジュアルブックである。

画像:『室内』の52年

『室内』の52年

土田一郎[ほか]/執筆 INAX出版 2006年

『室内』とは、随筆家、編集者として著名な山本夏彦が創刊した『木工界』、これを1961年に改題し2006年まで発行された雑誌である。この雑誌では、建築というテーマを、作り手、売り手、使い手の視点で捉え、現場で働く人の視点が常に表われていた。52年の時を経て、日本のものづくりが変わっていく様子がここに残されている。

画像:ロングセラー商品のデザインはここが違う!

ロングセラー商品のデザインはここが違う!

日経デザイン/編 日経BP社 2013年

ロングセラー商品といえば、誰もが思い浮かべる「かたち」がある。その「かたち」こそ、ロングセラーとなるための「デザイン」である。デザインは、商品の顔として、消費者の関心をひき続けるために、何を変えずに残し、何を変えていくのか、模索する歴史でもある。さて、本書の出版は3年前だ。掲載された商品のデザインを3年前と見比べて「何を残し何を変えたのか」を検証してみるのも面白いだろう。「日経デザイン」掲載記事を再編集し収載。

画像:東京スニーカー史

東京スニーカー史

小澤匡行/著 立東舎 2016年

誰もが一度は履いたことがあるスニーカー。スニーカーが好きな人の中にはマニア、コレクターといわれる人たちがいて、本書はマニア向けである。スニーカーの誕生から日本でのブームまでを関係者の証言を中心にまとめている。スニーカーとスポーツ、音楽、テクノロジーと時代を追って関係性が変化する様が興味深い。巻末に名作スニーカー図鑑としてカラーイラストがまとめられている。

画像:文具の流儀

文具の流儀

土橋正/著 東京書籍  2011年

この本の中には、今もなお現役で使われている文房具たちが紹介されている。文具にもまた歴史あり、戦中戦後を乗り越えて使われているものもある。鉛筆1本、消しゴム一つに、さまざまな過去がある。この一品にかけられた技術が今の文具を作っているのだ。決して消耗品として侮るなかれ、ということに気づく一冊である。

画像:家庭薬ロングセラーの秘密

家庭薬ロングセラーの秘密

家庭薬研究会/編著 薬事日報社 2010年

どこの家庭にも常に備えている薬がいくつかあるものだ。家族の健康を守る常備薬には時代を越えて支持され続けている商品がある。本書では、胃腸薬や鎮痛薬など34種類の家庭薬を紹介している。商品のパッケージや看板の写真が満載で、ユーモラスなキャッチフレーズが載っている新聞や雑誌の広告など、様々な角度から家庭薬の歴史についてわかりやすくまとめられている。

画像:健康ブームを読み解く

健康ブームを読み解く

野村一夫/〔ほか〕著 青弓社 2003年

テレビからは毎日のように健康情報が流され、巷には健康食品やグッズが溢れている。江戸時代に西洋医学の訳語として登場した「健康」という概念は、100年ののちに近代日本の教育や軍事上の必要から国民に定着し、少子高齢化が進む近年では各自の自己責任が求められるようになった。これら歴史的な経緯と現在の健康ブームの発生構造を分析している。

画像:レトロなつかしダイアリー

レトロなつかしダイアリー

佐々木ルリ子/著 河出書房新社 2005年

昭和の時代に、どこの家庭でも見かけた、身近で懐かしい家庭用品やお菓子や飲み物。レトロで可愛いデザインが大好きな著者のコレクションを見ていると、家族との思い出や、友達と遊んだ日々、好きだった男子の姿が、あなたの脳裏によみがえってくるかもしれない。今でもお店で売っているものもあり、アンティーク大好き女子、必見である。

画像:国産はじめて物語

国産はじめて物語

レトロ商品研究所/編 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2003年

本書では、外国製品への憧れからモノマネを経て誕生した国内初の製品や、日本が発明した世界初となる製品について、当時の社会背景と技術革新を交えながらその成功までの道のりを丁寧にたどっている。続編のpart2では、戦後から高度成長期においてヒットした商品を取り上げており、発売価格だけでなく販売数なども知ることができる。

絶滅寸前!昭和グッズカタログ

倶楽部ひょっとこ/編 辰巳出版 2007年

象が踏んでも壊れない筆箱、化学雑巾、台所用洗剤といった新時代なモノもあれば、かまどや洗濯板、豆炭あんかなど戦前から使われていたモノまで、昭和の暮らしの中にあったモノたちを70点以上写真入りで紹介したカタログ本。中には昨日、改良品のCMをみた化粧品のような現役のロングセラーもある。 出版は10年前。当時入手が可能であった品については連絡先や価格が掲載されている。

画像:少女スタイル手帖

少女スタイル手帖

宇山あゆみ/著 河出書房新社 2010年

昭和30〜40年代の女の子用品コレクターという肩書を持つ著者が、当時の想い出と共に古めかしく懐かしい人形や小物を紹介している。たとえばリリアンの編み機などは、子どもの頃に遊んだ覚えがある人も多いだろう。だが、ここに掲載されている物のほとんどはテレビでしか見たことがないという人もいるかもしれない。この本を見て、少女の頃を懐かしみ、知らなかったモノたちにも思いを寄せてみたい。

画像:The 霊柩車

The 霊柩車

井上章一・町田忍/著 祥伝社 1992年

普段、人が気にしないモノに目を向けることの多い文筆家二人の24年前の共著。二人がこのとき目を付けた対象は、最近は目にすることが減ってしまった装飾が煌びやかな宮型霊柩車であった。 霊柩車に関わる仕事人の語る霊柩車への熱い思いや仕事への誇り、装飾についての地域・年代ごとのデザインの細かい解説と、併せて掲載された写真の装飾の細部を観察していただきたい。デザインの変遷は葬送の形の変化であることがわかるだろう。

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