浦安市立図書館

現代日本を読む―4つのキーワードで知る時代の流れ―

 今日、日本のみならず世界各国において、これからの社会のあり方を見定めることができず、未来への希望を持てずにいます。
 日本の社会では、人口が自然減を始めるというかつてない大きな構造的変化を前にして、さまざまな処方箋が語られていますが、大方の人々が納得する解決策はまだ得られていません。
 交通と情報網の高度な発展により、地域社会の問題を考える場合でもそこで完結することはできず、日本国内はもとより全世界的な拡がりと関連の中で解決を目指さなくてはなりません。
 現在の様々な問題を解決し、これからの社会をどのように構想していくかという課題は、これまでのように政府や大企業に全てお任せという姿勢ではなく、市民一人ひとりが主体的に学び、考え、行動することが必要ではないでしょうか。
 また、ひとつの課題にすぐ効く解決策という「特効薬」的な方法は存在せず、私たち一人ひとりにとって身近な問題、切実な課題について多様な情報や知識を得て、理解を深めて行くことが求められています。
 この現代の複雑な問題を読み解く糸口となることを願って、「経済不況」「格差・貧困」「少子高齢化」「社会保障」の4つのキーワードから、考える手がかりとなる本をご紹介いたします。


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